Replan(リプラン)掲載記事 vol.115

2つの箱を回遊式キッチンがつなぐ明るく家事動線のスムーズな暮らし
●家族構成/夫婦30代、子ども1人

左:梁と丸い大黒柱がアクセントになっている階段部分。丸柱は階段の上り下りの際に触れたくなる滑らかな手触り
右:キッチン背後の収納には冷蔵庫や炊飯器も収納。「来客時に隠せるのがいいですね」と奥さん
実家も姉夫婦もSUDOホームで新築したNさん。その縁というだけではなく、他社も含め10年以上オープンハウスをめぐって数を見るうちに、同社の木材の質感の良さと土地に合わせた家づくりに気がつき、そうした信頼感から依頼を決めたと言います。
第一の希望は明るい家にすることでした。そこで、一番陽の入る南西方向からの採光を計画。吹き抜けをつくり、2階部分の2面はガラスにすることで光を取り入れました。
そこから入る陽射しは白い壁に反射して1階だけでなく、2階のライブラリまで明るく照らします。住宅街の中なので、1階部分は近隣の視線が気にならないよう高い位置にのみ窓を配置しました。
回遊式キッチンで効率的な家事動線にしたいという奥さんのリクエストには、キッチンと玄関の間に収納スペースを設け、キッチンから洗濯コーナー、お風呂場へと、スムーズな流れをつくっています。「効率を重視しすぎて収納が小さくならないように気をつけました」と担当の深瀬さん。
動線と収納、そして明るさも確保するために考え出されたのが、上から見ると箱を二つつなげたような、通称「蝶々結び」の形。北東の箱は水まわり、南西の箱は生活空間。それを回遊式キッチンがゆるやかにつなぎNさん夫妻の希望を余さず実現しました。
吹き抜けからの陽射しを受ける梁や柱は、暮らすほどにいい色に変化してきています。現在1歳2カ月のお子さんも、もう少ししたら回遊式の廊下をぐるぐる走りはじめるかもしれません。子どもとともに育つ家となりそうです。

南側は隣家と接していて西側は向かいに学校があるので、1階開口部は小さくし、2階からの大胆な採光に

1階の大きな開口部は隣家の庭に接し遮蔽物のない東側に。朝日が気持ちよく入り借景付きという嬉しいおまけも

左:パウダーコーナーにもトイレにも外光を取り入れる窓を設置。家のどこにいても明るい
中:通常収納部分に入れるゴミ箱を作業台の下に設置。キッチンがより使いやすい空間になった
右:それぞれユーティリティと生活空間へと繋がる回遊式廊下のエントランス

左:将来は子ども部屋となる予定の2階マルチスペース。10畳あり中央を仕切って2部屋に分割も可能
中:夫婦の作業場として用意された階段途中にあるライブラリ。リビングと空間は共有しつつ、左に置いた背の高い本棚で独立した雰囲気を持たせた
右:吹き抜けの採光は2階の階段部分も明るく照らす

北海道産スギ板にスイス漆喰のコンビが映える外観
■建築データ
構造規模木造(新在来工法(金属接合))・2階建て
延床面積104.33㎡(約32坪)
<主な外部仕上げ>
屋根/グラスファイバーシングル葺
外壁/スイス漆喰塗 一部道産スギ板
建具/玄関ドア:木製断熱ドア
木製断熱サッシ 一部樹脂サッシ
<主な内部仕上げ>
床/1F:道産ニレ無垢フローリング、壁/珪藻土入塗壁、天井/珪藻土入クロス
<断熱仕様 充填断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、
壁/高性能グラスウール16㎏155㎜、
屋根/高性能グラスウール16㎏250㎜
<暖房方式>エコジョーズによるセントラル暖房(温水パネルヒーター+床暖房)
■工事期間平成26年9月〜平成27年1月(約4ヵ月)

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