Replan(リプラン)掲載記事 vol.121

ライフステージの変化にも配慮太陽の力で明るい暮らし

伊達市・Mさん宅 夫婦30代、子ども3人
●土地:南向きで街の中心に位置しつつ静かな環境
●デザイン:落ち着いて暮らせる飽きのこない雰囲気
●ライフスタイル:ライフステージの変化に対応できる空間
●性能:電力を見える化にした オール電化の家
リビングからは縁側越しに庭を眺められる。東と南が開け、かつ吹き抜けの2階の窓からも光が降り注ぐ
小学生と幼稚園児、そして2歳児と3人の子どもたちが元気いっぱいに駆け回るMさん宅。南向きにこだわって探した土地に建つこの家は、太陽の光が室内を明るく照らします。Mさんが電気工事のお仕事をしていることもあり、新居は太陽光発電を搭載したオール電化仕様に。「イニシャルコストはかかりましたが、光熱費はほぼゼロですね」と満足の様子です。
室内に入ると、庭に向けての大開口と高さ6m超の吹き抜けが開放感を与えます。「吹き抜けがあって家が立体的になっているので子どもたちがどこにいるのかすぐわかるんです」とMさん。この吹き抜けに面して設けられている2階のライブラリは家族みんなが有効活用している空間。子どもたちの遊び場としてはもちろん、デスクの広さを生かし、アイロンがけやミシンがけの場所としても利用しています。
珪藻土入りの塗り壁を基調として、1階から2階への階段横は白く塗ったマツ板で雰囲気を変えています。現在は、子どもたちの絵を貼るギャラリースペースに。がびょうやテープを使用しづらい塗り壁の家の中で、実用面でも存在感を発揮しています。
子どもたちが小さいこともあり、先々のライフステージに配慮した家づくりに。息子さんの部屋は2部屋に分けられるようにし、将来娘さんの部屋になる予定のフリースペースは収納を多めに確保しています。ご夫妻の寝室は、将来どちらかの両親と同居する際に使っもらえるようトイレと玄関に近い場所に配置しました。使い方を変えながら、今も、20年30年先も家族みんなが快適に暮らせる家となりました。
左:階段の中ほどを右へ行くとライブラリと子ども部屋、階段を上りきるとフリースペースにつながる
中:家の中で奥さんが一番気に入っているキッチン。壁のタイルは奥さんが悩みぬいてセレクトしたもの。床暖房仕様のタイル床は、少々の汚れならなじんでしまうそう
右:キッチンからはリビングでテレビを見たり、宿題をしたりする子どもたちの姿を見渡せる
左:エントランス前の廊下から見たリビング方向の景色。上は吹き抜け、正面には庭が見え開放感がある
右:吹き抜け越しの大開口からの光でいつも明るい2階のライブラリ。段差を生かしたつくりで、床に座っても椅子に座っても使いやすい。左手には息子さん二人の部屋がある
左:外構は石材店を営む奥さんのお父さんが担当。自然石をふんだんに使用した庭と、木と塗り壁でできた屋内を縁側がつないでいる
右:南に開口部を広く取った外観。Mさん希望のビルトインガレージには子どもたちの自転車も収納し家の前はすっきりと
■建築データ
■構造規模 木造(新在来木造構法)・2階建て
■延床面積 182.36㎡(約55坪)(車庫6.5坪を含む)
■工事期間 平成28年6月~10月(約5ヵ月)
■主な仕上げ
<外部> 屋根/アスファルトシングル葺、外壁/モルタル掻落し 一部道南スギ板、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ・樹脂サッシ
<内部> 床/北海道産ニレフローリング、壁/珪藻土入塗壁、天井/珪藻土入クロス
■断熱仕様
<充填断熱+付加断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/高性能グラスウール16㎏210㎜、屋根/高性能グラスウール16㎏305㎜
■暖房方式 オイルヒーター

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