Replan(リプラン)掲載記事 vol.113

海の眺めを存分に生かしつつ、ライフステージに合わせて変更できる「余白」も

●室蘭市・Kさん宅/夫婦30代

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2階リビングからの景色。北向きだが、この開放感で採光は十分。人目を気にせずに暮らせるのはこの場所に住む人の特権
2階リビングからの眺めがこの家のすべてを物語っていると言っても過言ではありません。
「せっかく港町に住んでいるので、海が見える場所に家を建てたいと思ったんです」とKさん。
約1年半かけて出会ったのが、白鳥大橋から工場夜景まで一望できるこの場所でした。
Kさんは、この土地に出会う前から新築はSUDOホームでと決めていたそう。
同僚など周囲に数人、同社の家に住んでいる人がおり、その温かい雰囲気に引かれたと話します。
彼らの家でいいなと思った部分は積極的に取り入れました。
建物から突き出したインナーテラスもそのひとつ。
美しい夕焼けを見ながらの焼肉スペースとして活用しています。この眺めを最大限に生かす。
それはこの家の設計を任された同社の深瀬正人さんが一番こだわったことです。
「単にリビングから景色が見えるようにしたんじゃだめだと思ったんです」と、バスルームやロフトからも海が見えるよう配置しています。
Kさんの機能面でのこだわりは太陽光発電です。遮蔽物が何もないこの環境は自然エネルギーにも最適でした。
南に傾斜する屋根に取り付けた6kWのパネルは「生活費になるくらい」の利益を生み、期待以上の働きを見せています。
この夏、Kさん夫婦には初めてのお子さんが誕生する予定です。
「壁に穴を空けてロフトからマルチスペースに出入りできるようにしたら子どもが喜びそう」
「リビングの上にもうひとつ部屋をつくれるかも?」など、深瀬さんと家の今後を話すのも楽しいひと時。
最高の眺めはそのままに、柔軟に形を変える「余白」がライフステージに合わせた暮らしを実現します。

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左:Kさんが配色を選んだ名古屋モザイクのタイル。窓下の戸は郵便受け
中:1階エントランスは床暖房のタイル張り。右手のスギ板の戸を開けるとたっぷりの収納が
右:外壁は木酢液に浸けた道産カラマツを使用。色の経年変化も楽しめる

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15畳のリビング。奥は夫婦が一番長い時間を過ごすテレビや読書を楽しむスペース

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右:見せる収納と隠す収納を組み合わせた、夫婦共に作業しやすいキッチン。
本棚は収納する物のサイズに合わせて造作した。
実用とインテリアを兼ねるアイアンのはしごがアクセントに
左:海を眺めながら作業できるようにつくられたパソコンカウンターはお酒を飲む場所としても最高。
奥は昼寝などに使っているロフト

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左:外から見たインナーテラス。180度以上の景色が見える特等席
中:インナーテラスの内部。断熱材を入れていないので、冬は貯蔵庫としても活用している
右:お風呂では景色が見られるだけでなく、湯船につかると星空が反射するという想定外のうれしいおまけも
■建築データ
構造規模/木造(新在来工法)・2階建て
延床面積/134.92㎡(約41坪)
<主な外部仕上げ>
屋根/グラスファイバーシングル
外壁/北海道産カラマツ木酢液含浸板
建具/玄関ドア:木製断熱ドア
窓:木製断熱サッシ 一部樹脂サッシ
<主な内部仕上げ>
床/北海道産ニレフローリング、壁/珪藻土入塗材、天井/珪藻土入クロス
<断熱仕様 充填断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、一部床下/高性能グラスウール16㎏315㎜
壁/高性能グラスウール16㎏210㎜
屋根/高性能グラスウール16㎏305㎜
<暖房方式>エコジョーズによるセントラル暖房(温水パネルヒーター+床暖房)
■工事期間平成26年12月〜平成27年5月(約5ヵ月)
●このページは、リプランより転載利用しています。