初代須藤幸次郎製作「茶箪笥・本棚」

創業1918(大正7年)から100年の記念すべき年に栗山明男・宮子さんから
初代須藤幸次郎製作「茶箪笥・本棚」2点の寄贈を受けました。
  
寄贈者
昭和22年日本初の第1回国民投票による13代豊浦村長佐々木等さんから
佐々木村長の二女佐々木宮子(現栗山宮子)さんが譲り受け所有。
  
SUDO創業100周年を知った栗山宮子さんから連絡をいただき、
豊浦町の佐々木家で幼少のころから使われていた茶箪笥・本棚が、
佐々木家の普請を須藤幸次郎が請けた際に家具製作を依頼されたものであることが分かりました。
  
製作時期は昭和初期の頃と推察する。
約90年の歴史を刻む。
  
ロビー1
茶箪笥は本社ロビーに置く事に。
背景は古レンガ、古材の梁があって
丁度良い場所です。
  
ロビー2
花壇の半分に古い胡桃の板を敷き並べ、
薄縁を置きました。
茶箪笥
サイズは間口870㎜×高さ1.200㎜×奥行き380㎜
桜の皮貼り仕上。
枠の小口、建具框の一部が剥がれ傷んでいたのですが、
桜の皮を探し出し修復することができました。
   修復の次は当時の暮らしを演出する道具が不可欠ですが探し出すのが大変でした。
  
札幌の骨董店を何軒も廻りましたが、茶道の道具はあっても意図する骨董品が見つかりません。
話しを聞くと、探しているものは”生活骨董”と呼ばれるもので古いものは生活品だけに
殆ど残っておらず出回っていないとのこと…
なるほど!
”日常的なものが100年間残り現在にある”は無い話です。
  
あきらめかけた時、
茶箪笥の写真を見せた一軒の骨董店の店主から
「この茶箪笥に合う道具が”新品”なら年代的に近いものはある」
と言われびっくり!
手に取って見ると確かに探し求めていた雰囲気を感じました。
「いまどき売れるものではないので」とのことで、非常にお安いお値段でした。
   茶こぼし、茶筒、茶托は年代物の銅製三点セット
急須は鋳物の新しいものですがサイズと形で買い揃えました。
違い棚の桜の皮の茶筒はやっと見つけた骨董品です。
  
茶托(5枚)の箱書き
  
茶こぼしと茶托は”銅の手打ち”とあります。
  
茶筒は密閉度の造りが凄いです。
是非手に取って蓋を開けてみてください。
驚きます。
  
お盆、茶呑茶碗
  
お盆の紙袋
  
輪島塗の新品ですが年代物で、お盆には小さな文字で
”山形屋”とあります。
「札幌の老舗旅館 山形屋が発注したものです。
山形屋は今でいうと札幌グランドホテルに相当する旅館で、
第48代横綱 大鵬が札幌に来た時にはここにしか泊まらないと言われる老舗の旅館。」
  
サイズと昭和レトロのデザインと色合いが良いです。
  
茶呑茶碗(5客)の箱書き
  
年代物ではないのですが姿かたちが合うと思います。
  
買い求めたものについては骨董店にお願いして
品物のウンチクをしっかり調べて貰っています。
面白い話があった時にはお知らせします。
  
本棚
  
”骨董品も使ってこそ”価値がありと言う事で、
会長室に置き活用することに。