建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・平屋建て
延床面積 96.89㎡(約29坪)
工事期間 令和3年12月~令和4年5月(約5ヵ月)
Replan北海道vol.143掲載
マイホーム取得を検討していたIさんご夫妻が、偶然インターネットで見つけたのが、長沼町の宅地。ご夫妻にとって長沼は、結婚前から休日のたびに通っていたお気に入りの場所でした。「目の前に長沼らしい田園風景がどこまでも広がっていて、ひと目で気に入りました」と、Iさんは話します。
そしてお二人は、「土地が家を決める」というホームページの言葉に惹かれていたSUDOホームに新築を依頼。「ここなら理想の住まいを実現してくれる」と確信したといいます。
玄関横に設けたシューズクロークは、2WAY動線を採用。最短の動線で洗面スペースにつながり、帰宅後の手洗いもスムーズ
寝室に隣接する洋室は、壁にビンテージ感のある造作室内窓を設え広がり感を演出
高さ4.7mの勾配天井と大きく開いたL字型の開口を設けた広々としたLDKは、Iさんご夫妻のお気に入りのくつろぎ空間
2021年秋から始めたプランづくりで、Iさんご夫妻は薪ストーブと土間のある平屋に、サンワカンパニーと無印良品の「MUJI+KITCHEN」の採用を希望。SUDOホームは、ダイニング・キッチンの床面を一段上げ、それ以外の床すべてを土間仕上げにしたプランを提案しました。「想定を超えた大胆な提案に、新生活のイメージがどんどん膨らんで、完成がより待ち遠しくなりました」。そう話す奥さんは、新居になじむ家具や照明器具を探すのが日々の楽しみになりました。
床高を一段上げナラ材をヘリンボーン張りにしたダイニング・キッチン。土間側には、床下を利用した収納も設えられている
高さのあるダイニング・キッチンの床は、椅子代わりにもなる。「ここから眺める窓の景色は格別。思い描いた以上の暮らしが実現できました」とIさん
土間リビングには、冬の楽しみとして薪ストーブを設置している
2022年5月、ご夫妻待望の新居が完成。天井高4.7mのLDKは、大開口越しにどこまでも田園風景が続き、開放感満点。「気持ちまでおおらかになります。窓の大きさや位置も絶妙で、長沼の朝が心地よいことを知りました」と、Iさんは満足そうに話します。間仕切りのない大空間を実現しながら、夏は避暑地のように涼しく、冬は床暖房で足元から暖か。確かな住宅性能が、開放的な空間に心地よさを与えています。
シンプルなMUJI+KITCHENが主役のキッチン。背面収納とパントリーは造作仕様。夫婦で作業がしやすいように、通路は広めに取った
モールテックス仕上げ風に設えた造作洗面台。壁付けの照明は奥さんが選んだ
玄関直結のリビング。壁の造作棚にプロジェクターを置き、リビングボード上の壁に投影してテレビ代わりに。右手の通路を進むと寝室と水まわり
構造規模 木造(新在来工法)・平屋建て
延床面積 96.89㎡(約29坪)
工事期間 令和3年12月~令和4年5月(約5ヵ月)
<外部>
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/道南スギ板張(無塗装)、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ 一部樹脂サッシ
<内部>
床/モルタル金ゴテ仕上・道産ナラ無垢材、壁/珪藻土入塗壁、天井/珪藻土入クロス
<充填断熱+付加断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/高性能グラスウール16㎏155㎜、屋根/セルローズファイバー300㎜
温水パネルヒーター・床暖房・薪ストーブ
<断熱性能>UA値:0.34W/㎡K
<気密性能>C値:0.40/㎡
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