VOICE お客様の声
片流れ屋根で実現した
豪雪地帯での快適な暮らし
羊蹄山をドーンと正面に望むFさん宅。道路に向かって下がっている傾斜地の一番奥に家を建て、リビングは2階に据えています。ダイニングからリビングにかけて並ぶ東向きの大きな6枚の窓は、羊蹄山の姿を美しく切り取るだけでなく、冬の採暖にも活躍。太陽が出るとすぐに2階を暖めてくれます。
家が建つニセコ町はスキー場でも知られるとおりの豪雪地帯。Fさんご夫妻は何社かで検討した結果、最終的には雪の多い地域での家づくりに実績のあるSUDOホームにお願いすることにしました。設計担当者が雪対策として採用したプランのひとつが片流れの屋根です。「東向きに屋根を下げることで朝陽の熱を効率よく利用し、雪を落としやすくしました」。屋根から落ちた雪はアプローチ横へ。玄関から道路までの除雪は業者にお願いしているため、アプローチと屋根の除雪は1度の作業で終わります。
実は家づくりに関して、ご夫妻の意見はことごとく合わなかったと奥さんは笑います。折衷案では中途半端になってしまう、と最終的にはFさんの意見を尊重したそう。完成したのは眺めのいいリビングとウッドデッキ、暖炉を備えたFさんの希望どおりの家。
しかし、イギリス出身のFさんは将来的には別の場所で暮らす可能性もあるといいます。その際にきちんと売れる家であってほしい。実はそんなことも考えていました。「階段を上って最初に見える景色がこれだったら、どう?」。自らが希望していた快適な暮らしが将来の財産にもなっています。
DATA
- 建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 136.62㎡(約41坪)(外物置含む)
工事期間 平成27年4月〜8月(約4ヵ月)
- 主な仕上げ
<外部>
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/ガルバリウム鋼板角波・北海道カラマツ木酢液含浸板、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ・樹脂サッシ
<内部>
床/道産ニレフローリング、壁/珪藻土入塗壁、天井/珪藻土入クロス
- 断熱仕様
<充填断熱+付加断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/高性能グラスウール16㎏210㎜、屋根/高性能グラスウール16㎏305㎜
- 暖房方式
エコジョーズによるセントラル暖房(温水パネルヒーター・床暖房)
- 住宅性能
<断熱性能>UA値:0.36W/㎡K
<気密性能>C値:0.41㎠/㎡