建築データ
構造規模 木造(新在来軸組工法)・2階建て
延床面積 187.75㎡(約56坪)(ガレージを含む)
工事期間 平成27年10月〜平成28年2月(約4ヵ月)
Replan北海道vol.116掲載
のびのびとした広さの住まいでゆったりと子育てしたいと家づくりを考えたTさんご夫妻。インターネットや住宅雑誌などで、思いどおりの住まいをつくってくれそうな施工会社を探しながら、自分たちはどんな住まいがほしいかをじっくり検討しました。
庭に面した南向きの窓前は土間仕上げで冬は日射を蓄熱。ナチュラルなデザインの室内に薪ストーブが調和する
リビングに隣接する和室の横がテレビの収納スペース
「肌が直接触れる部分は自然素材で仕上げたいこと、薪ストーブを設置したナチュラルな住まいにしたいことからSUDOホームでの家づくりを決めました」というTさんは、フクロウのための部屋、外付けのブラインドや太陽熱利用の温水パネルの設置など、北海道ではあまり見かけない取り組みへの協力もお願いしました。「子どもの頃から実験が好きだったので、自分の家でも何か新しいことに取り組んでそのデータを取ってみたかったんです」。
南向きのバルコニーには、Tさん自らが設置した太陽熱利用の温水パネルが
ガレージからも出入りできるシューズクロークがある家族用と、来客用のスペースを分けた玄関
共働きで忙しいので住まいの使いやすさにもこだわり、細かに要望を出してプランニングしてもらいました。完成した住まいは住宅街の中にあるとは思えないほど、大きな窓からの陽射しと開放感にあふれる、静かさが満ちた空間となっています。ものを増やさずにシンプルに暮らしたいという思いから、ウォークインクローゼットはあえて通路を兼ねた見せる空間にして、気づいたときに整理整頓ができるように工夫したり、バスルームはライフスタイルと使い勝手を考慮し2階に設けています。
吹き抜けのリビングには外付けのブラインドを設置したL字型の大きな窓があり開放感が格別。吹き抜けには子どもが遊べる上り綱もある
対面キッチンで家事をしながらも子どもとの会話が弾む
2階の広いホールにはハンモックを下げてくつろぎスペースに。右手がフクロウの部屋
自分らしさをとことん詰め込んだ新居で、リビングに設置した薪ストーブの火を眺めながら暖かく穏やかな暮らしを満喫しているTさんご夫妻でした。
吹き抜けに面したご主人の書斎は、家族のパソコンスペースとスタディコーナーも兼ねている
寝室と廊下をつなぐ通路を兼ねたウォークインクローゼットは、上部がロフトになっている
構造規模 木造(新在来軸組工法)・2階建て
延床面積 187.75㎡(約56坪)(ガレージを含む)
工事期間 平成27年10月〜平成28年2月(約4ヵ月)
<外部>
屋根/アスファルトシングル葺、外壁/道南スギ板、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ(トリプルガラス) 一部樹脂サッシ(トリプルガラス)
<内部>
床/道産カラマツ無垢材、壁/珪藻土入塗壁、天井/珪藻土クロス
<充填断熱+付加断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、床下・屋根/高性能グラスウール16㎏305㎜、壁/高性能グラスウール16㎏205㎜
パネルヒーター・床暖房
<断熱性能>UA値:0.37W/㎡K
<気密性能>C値:0.33㎠/㎡
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