建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 116.36㎡(約35坪)(バルコニー含まず)
工事期間 平成29年8月〜12月(約4ヵ月)
Replan北海道vol.120掲載
2人目の子どもが生まれ、街中のマンションよりも子育てに適した環境を求め、家を建てることにしたIさん。家づくりにあたっては、30社以上のビルダーから資料を取り寄せて検討。ご夫妻ともに木をふんだんに使った空間が好きということもあり、SUDOホームを選んだといいます。
玄関の壁も木張り。右側には家族用のシューズクロークも設けスッキリ
在宅仕事のご主人の書斎はネイビーのアクセントクロスで気分を切り替え
床はあえて色ムラのあるナラの無垢フローリングにし、玄関やリビングの仕切り壁もレッドシダーの木張りに。この家の個性を表す、リズミカルで軽やかな階段の吹き抜けにも木を多用することで、まさに木に囲まれているような空間ができ上がりました。
道産ナラを使った無垢フローリングは存在感抜群
外壁は道産カラマツを縦と横に。木酢液を含ませ耐久性も持たせた
中でもユニークなのが、2階から少し階段を上がった先にある奥さんの小部屋。家の中心に位置し、廊下に面した壁は木張りで、家の大黒柱をイメージした大胆なデザインになっています。また2階の一角に設けられた小さなフリースペースは、Iさんのお気に入り。「こういう余白のスペースが、実は大切だなと感じています。絵を飾ったり、椅子を置いて本を読んだり、家族の気配を感じながらも、ちょっとひと息できる空間ですね」と語ります。奥さんがこだわったのはキッチン。造作戸棚はワントーン濃く着色し、タイルやネイビーのヘリンボーンのフロアなどこだわりの詰まったスペースです。
2階の真ん中には奥さんの小部屋が。濃淡のある木張りの壁が印象的
家族のギャラリーやちょっとひと息の場など、多目的に使える2階フリースペース
明かり取りの窓で手元も明るい、収納もたっぷりの造作の洗面スペース
SUDOホームと共に、夫婦ふたりであれこれアイデアを出しながら家づくりを進めた分、愛着もひとしおのよう。どこにいてもIさん一家の楽しい暮らしぶりが浮かびます。
キッチンの床タイルはブルーのヘリンボーン張り。濃いめに着色した造作戸棚とのバランスもよい
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 116.36㎡(約35坪)(バルコニー含まず)
工事期間 平成29年8月〜12月(約4ヵ月)
<外部>
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/北海道産カラマツ木酢液含浸板、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製断熱サッシ 一部樹脂サッシ
<内部>
床/北海道産ナラ無垢フローリング、壁/珪藻土入塗壁・レッドシダー張、天井/珪藻土入クロス
<充填断熱+付加断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/高性能グラスウール16㎏155㎜、屋根/高性能グラスウール16㎏260㎜
エコジョーズによるセントラルヒーティング(温水パネルヒーター・床暖房)
<断熱性能>UA値:0.37W/㎡K
<気密性能>C値:0.40㎠/㎡
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