建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 106.83㎡(約32坪)
工事期間 平成28年9月~12月(約4ヵ月)
Replan北海道vol.122掲載
「数年前に近所で行われたSUDOホームの家の見学会に行き、夫婦ともにひと目惚れ。こんな家に住みたいと思い、将来建てるなら絶対にここでと考えていたんです」と語るYさん。念願叶って実家に隣接する土地に新築することが決まり、早速お願いすることに。道路からの高低差が90㎝という難しい土地条件でしたが、それを室内空間に巧みに活かしたスキップフロア構造の家が完成しました。
90㎝の高低差がある土地形状を活かした設計。道産スギの外壁が目を引く
平屋をベースに半地下やロフトで立体的に空間をつくり上げ、家族4人が十分暮らせる広さを確保。性能はお任せしたそうですが、夏涼しく冬暖かく均一な室温を保ち、快適性は抜群です。
2点:玄関、LDK、ロフトと3段階のスキップフロアが立体的な構造。玄関土間とLDKの高低差を活かし、収納もたっぷり
キャンプ用具の収納スペースや手持ちの家具に合わせた設計など、細かな部分まで緻密に計算され、空間に無駄がなくすっきり。隣接する実家の畑を借景にして、リビングには大きな一枚窓。屋根付きの広いテラスはBBQをしたり子どもの遊び場になったりと、家の一部として大活躍しています。
外の景色や広いテラスもリビングに取り込み開放感あふれるLDKに
「昔買ったけど使わずにいたハンモックやバリ島の雑貨が役立って嬉しいです。子どもたちも家の中で遊べてのびのびと楽しそう。屋根付きテラスのおかげで、BBQの回数も増えました。半地下の書斎は家族みんなで使えるスペースで便利です」と新居での楽しい暮らしに奥さんは大満足のご様子。
ウチとソトのつながりを重視した設計で、外には5帖の広さのテラスが
見えないところには大型のキッチン収納棚。右奥には食品庫も備える
アウトドアやスポーツが好きでアクティブなYさん一家にぴったりな、遊べる空間のある素敵な家で、より一層家族の楽しみが増えたようです。
和室は塗り壁と縁なしの琉球畳を使い、シンプルに落ち着いた雰囲気
LDKからスキップフロアで下がった半地下の通称「制作の部屋」は多目的に活用
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 106.83㎡(約32坪)
工事期間 平成28年9月~12月(約4ヵ月)
<外部>
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/道南スギ板張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製断熱サッシ 一部樹脂サッシ
<内部>
床/北海道産ニレ無垢材、壁/珪藻土入塗壁、天井/珪藻土入クロス
<充填断熱>
基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)60㎜、壁/高性能グラスウール16㎏105㎜、屋根/高性能グラスウール16㎏210㎜
エコフィールによるセントラル暖房(温水パネルヒーター)
<断熱性能>UA値:0.43W/㎡K
<気密性能>C値:0.5㎠/㎡
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